はじめてのRuby その3(変数・メソッド・クラス)

前回、はじめてのRuby その2(RDT)では、Eclipse上でRubyの開発を行えるようにするため、RDT(Ruby Development Tools)というEclipseプラグインのインストールを行いました。今回は、Hello Worldから一歩先に進み、変数やメソッド、クラスの定義方法を見ていきたいと思います。

変数

Rubyでの変数の使い方を見る前にJavaで変数を使う方法をまず見てみます。

// 宣言をせずに使用はできないのでこれは×
// num = 10;

// 宣言をして使用しているので○
int num = 10;
num = 20;

// 20が出力される
System.out.println(num);

このように、Javaでは変数は使う前に必ず宣言することが必要です。しかも、Javaは強く型付けされた言語(静的型言語)のため、変数を宣言する際には必ず型を指定する必要があります。
では、次にRubyの変数の使い方を見てみます。

// rubyでは変数は宣言せずにいきなり使える
num = 10;

// 20が出力される
num = 20;
puts num;

このように、Rubyでは変数は事前に宣言することなく使用することができます。また、Javaのように強く型付けされた言語ではない(動的型言語)ため、変数を使うときに型を指定しません。