はじめてのRuby その2(RDT)

前回、はじめてのRuby その1(インストール〜Hello World)では、Rubyのインストールと対話型実行環境(irb)やテキストエディタを使って、お決まりのHello Worldを表示するということを行いました。今回は、自分がJava野郎ということもあり、いつも慣れ親しんでいるEclipse上でRubyを開発できるようにしたいと思います。

RDTのインストール

Eclipseには、Eclipse上でRubyの開発を行うことのできるRDT(Ruby Development Tools)というプラグインがありますので、Ruby Development Tool - Browse Files at SourceForge.netからバージョン0.8.0をダウンロードして、インストールします。(0.9.0のRC版が出ているようですが、ここでは現時点での最新リリースである0.8.0を使います。)

インストールができたら、Eclipseを起動し、メニューバーのウィンドウ→設定を選択します。すると、設定のダイアログがでてきますので、Ruby→Installed Interpretersを選択し、Addボタンを押してrubyコマンドの場所を指定します。前回、デフォルトの設定でRubyをインストールしているので、Locationは、C:\ruby\bin\ruby.exeとなります。Nameは何でも良いので、ここではわかりやすくrubyとします。

Rubyプロジェクトの作成

ナビゲータやパッケージエクスプローラ上で右クリック→新規→プロジェクト→RubyRuby Projectを選択します。プロジェクトを作成すると、Rubyパースペクティブに切り替えるか聞かれるので、ここでは素直に応じておきます。

プログラムの作成と実行

プロジェクトができたらプロジェクト上で右クリック→新規→ファイルを選択し、hoge.rbなど適当なファイルを作成します。ファイルが作成できたら、プログラムを書いて保存します。 (以下は、前回のHello Worldのコード)

puts "Hello World"

保存したら、ファイル上で右クリック→実行→Ruby Applicationを選択します。すると、コンソールにHello Worldが出力されるはずです。

キーワードのコンテンツアシスト(Ctrl + スペース)や強調表示が可能になるので、メモ帳などのテキストエディタに比べてだいぶコーディングはしやすくなるかと思います。次回以降、このRDTをベースにRubyを使っていきたいと思います。