JavaOne 2007 報告会にちょっとだけ参加

今日、訳あってSunの用賀本社で行われたセミナーに参加したのですが、同時に他の部屋でJavaOne 2007 報告会が行われていたので、ちょっと様子を見てきました。

事前に参加の申し込みをしていなかったので、もしかしたら会場に入れてくれないかもと思いつつ、ダメ元でアタックをしたら名前とメールアドレスを書くだけですんなり中に入れてくれました。

私が入った時は、ちょうど日立ソフトの河村さんがSpringについて話をしていました。Springの最新バージョンである2.1では、@Componentや@AutoWiredなどアノテーションによる設定が全面的に採用されるそうです。(@Componentはどこかで聞いたような気もしますけど・・)

今までは、bean定義ファイルに設定を書いていたので、これで少し楽になりそうですね。ただ、Seasarのように規約を守っていれば設定を書かなくて良くなるということはなさそうなので、設定を書く対象がXMLからJavaソースコードに移っただけと捉えることもできます。

設定ファイルを書く書かないについては、いろいろなところで議論されているので、ここでは両者を比較してどうこう言うつもりはありません。ただ、私としては、規約を守っていれば設定を書かなくて済むという方が、開発が楽になるのでそっちの方がスキです。(だから今はSeasar2を使っています。)

しかし、何らかの形でその規約を可視化する手段は、開発環境のレベルであった方が良いかと思います。例えば、Eclipseのナビゲータ上で設定ファイルを右クリックすると、設定の可視化みたいなメニューが表示されてそれを選ぶと、設定ファイルに書いていない設定(規約に従っているもの)情報も表示してくれるようなものです。

このようなしくみがないと、「何だかわからないけど、どこかで自動的に設定されて動いている」のようなことが起きてしまい、障害が起きた時など問題箇所の特定が難しくなってしまいます。現在のSeasar2には、このしくみがないので、作って頂ければすごくありがたいです。