Seasar Conference 2007 Autumnレポート

先週の日曜日に参加してきたSeasar Conferenceについて後でエントリすると言っておきながら、エントリするのを忘れていました・・・。以下に、私が参加した和田さんのテストのセッションとひがさんのS2JDBCのセッションについてレポートしたいと思います。

和田さんのセッション

ふだん、テストが大切だと思っていてもどうしてもテストがおざなりになってしまっているので(なおざりではありませんよ念のため)、初心に帰ってテストを見直す良い機会になりました。テストをする理由の大きなものに動作を確認することや常に動く状態にするなどのことは確かにあるが、最大の理由は、自信を持って前に進んでいくという心理的なものであるという言葉が印象的でした。

随所にASCIIの達人プログラマー(ピアソンじゃない方)の内容を引用していたので、是非、この本は読んでみたいと思いました。

達人プログラマー―ソフトウェア開発に不可欠な基礎知識 バージョン管理/ユニットテスト/自動化 (Ascii software engineering series)

達人プログラマー―ソフトウェア開発に不可欠な基礎知識 バージョン管理/ユニットテスト/自動化 (Ascii software engineering series)

あと、JUnit4は、全面的にアノテーションが採用されてパワーアップしているみたいです。今度、JUnit4はじっくり調べてみたいです。

和田さんのセッションの資料は、以下よりダウンロードできます。
http://event.seasarfoundation.org/sc2007autumn/viewAttachment.do?_pageName_=Session&_fileName_=sc2007a-c3-testing.pdf

ちなみにおざなりとなおざりの違いについては、以下を参照。
http://www.nhk.or.jp/bunken/research/kotoba/kotoba_qa_03120101.html

ひがさんのセッション

S2JDBCは、流れるようなインターフェイスというものがコンセプトになっており、直感的でわかりやすくコーディングできるようになっています。例を示すと、

jdbcManager.from().join().where().getResultList();

みたいな感じです。ちょっと、EasyMockを思い出しますね。

あとはやっぱりかゆいところに手が届いているところがイイです。まず良いなと思ったのが、ページング。limitとoffsetメソッドが提供されています。DBMSの違いはもちろん吸収してくれるので、例えばPostgreSQLOracleSQLを書き換えたりしなくて済みます。

他にもwhereのLIKE検索で重宝するstartsメソッド(前方一致)とかendsメソッド(後方一致)とかがあるのもうれしいです。

個人的には、Update文でNullの項目は、更新しないというexcludesNullというメソッドが、用意されているのがアツかったです。Updateの時ってやっぱり全部更新したくないことが多いので。業務向けアプリを作る上で必須の機能というものをしっかり意識されているなと感じました。

ひがさんのS2JDBCのセッションは、以下からダウンロードできます。
http://event.seasarfoundation.org/sc2007autumn/viewAttachment.do?_pageName_=Session&_fileName_=sc2007a-a4-s2jdbc.pdf